2009年6月1日月曜日

マー君に中1日指令? ノムさん巨人たたきに闘志満々 

 楽天の野村克也監督が巨人戦を控えた21日、宿敵たたきに動き出した。Kスタ宮城の練習中、20日のヤクルト戦で完封勝ちした田中将大投手を呼び止めると、「あしたの巨人戦、どうや?」と中1日での登板信長の野望 rmtを“指令”。マー君が「いや、まあ…。日本シリーズなら中1日で行きます」と、しどろもどろで苦笑いを浮かべると、「(高校時代の)甲子園では連投してい
無傷の6連リネ2 RMT勝 スタンドの声援に応える楽天?田中
 だが、このローテーションでは、次の巨人戦で田中をぶつけられないアラド戦記 rmt。「中6日じゃあ、だめなのか?」と野村監督。中6、中5、中5の間隔なら登板可能と知るや、それまでの冗舌とはうって変わってしばらく押し黙った。本気で考え始めたときの“兆候”だ。

 田中と巨人打線が激突すれば、ファンが盛り上がることは確実。安定感抜群の秘蔵っ子で宿敵をギャフンと言わせられれば、これほどの快感はない。マー君にとっては、重量打線を抑えられればさらに自信を膨らませることができるうえ、敗れても肥やしにできる。

 この日の練習では、22日の先発予想が割れている永井(右腕)と長谷部(左腕)に同一行動を取らせるなど、先発の読み違いを異様に警戒する巨人を意識し、撹乱(かくらん)を敢行した。23日はエースの岩隈が先発の予定。ワールド?ベースボール?クラシック(WBC)で優勝した原監督との対戦を前に、「世界一監督にはかなわんよ」と殊勝な言葉を吐いたが
、巨人たたきに向け余念がない。

 昨年の対戦では、巨人が2点をリードされていた九回二死一塁の場面で、矢野が二盗に失敗してゲームセットとなった試合があった。野村監督はセオリー無視の走塁を「バカじゃなかろかルンバ。巨人は面白い野球をするね」と痛烈に批判。これに巨人の伊原コーチが反論して舌戦に発展した経緯がある。野村監督は「伊原? あいつはあいさつにも来んやろ」とこの
日も不快感を露わにした。

 2006年には、フェルナンデス(現オリックス)が豊田にサヨナラ3ランを浴びせ、巨人がそのシーズンで歴史的な大失速を味わうきっかけとなった。今年はどんなドラマが生まれるのか。因縁に彩られた楽天-巨人戦は、22日午後6時、Kスタ宮城でプレーボール。(産経新聞)